経鼻内視鏡(胃カメラ)とは
カメラのついた細くてやわらかい胃内視鏡を鼻から挿入し、食道、胃、十二指腸を調べる検査です。
口から挿入する内視鏡と違い、のどの奥にある舌のつけ根に触れないため、吐き気をほとんど感じません。
体にかかる負担も少なく、検査後はすぐ日常生活に戻れます。気持ちを楽にして検査を受けてください。
経鼻内視鏡検査のメリット
1.苦痛の少ない検査
- 挿入時に吐き気や息苦しさが少ない。
- 心拍数・血圧の変動が少ない。
2.検査中に会話ができる
- 検査中に医師と同じモニター画像を見ることができる。
- 説明を受けながら、不明点や疑問点をその場で確認することができる。
3.すぐに日常生活に戻れる
- 車の運転・仕事・家事 気分が悪くなければすぐ可能です。
正しく診断するための注意点
検査の前日
- 夕食は当院より指定した時間までに済ませてください。
- アルコールは控えめに。
- 早めに就寝しましょう。
検査当日の朝
- 朝食はとらないでください。
- 歯磨き、少量の飲水は結構です。
- 薬の服用は基本的にはしないでください。
- 事前に医師に伝えてください。
- ガードルやコルセットをつけている場合、
検査前に外しておきましょう。
経鼻内視鏡検査を受けられる方へ ~検査当日の流れ
【 受付・問診 】
予約時間の20分前には病院に着くようにし、受付を済ませます。安全に検査を行うため、事前に以下のような事をお尋ねします。
- 薬のアレルギーはありますか?
- 血が止まりにくいことはありますか?
- 耳鼻咽喉科で鼻が悪いと言われたことはありますか?
- 鼻血はよく出ますか?
- 血液をサラサラにする薬を飲んでいますか?
- 肝臓が悪いと言われたことはありますか?
【 前処置 】
- 消泡剤を飲みます。(胃の中をきれいにします。 )
- 血管収縮薬を両方の鼻にスプレーします。(鼻の粘膜の腫れや充血をとり、内視鏡の通りがよくなります。)
- 鼻腔に麻酔を行います。(局所麻酔なので眠くなりません。)
- 麻酔薬を塗った細かくやわらかいチューブを鼻から挿入します。(鼻の痛みを防ぎ、内視鏡の通りをスムーズにします。)
※検査する施設によって、この処置を行わない場合があります。
【 内視鏡の挿入 】
通りの良い方の鼻から内視鏡を挿入します。検査は約5分程度です。
【 検査後 】
検査結果や治療についての話を聞きます。 すぐに帰宅できます。
- ・わからないことがありましたら、連慮なくおたずねください。
- ・帰宅後、痛みが強かったり、黒い便が出たりしたら連絡するか、来院してください。
- ・次回来院の指示がありましたら、必ず来院してください。